コンサル 2
開業前、常勤勤務した開業医は
1軒だけでした。
したがって、その歯科医院のやり方が
そのまま開業した歯科医院のやり方に
なっていました。
基本ポリシーとしては、
・保険診療でなるべく診る
・ドックベストなど自費材料を使っても保険で請求
・患者から自費がしたいと申し出た場合自費にする
など、ものすごく保険診療寄りの診療スタイルでした。
なので、自費診療は、
インプラントと矯正くらいで、
補綴の自費はほとんどありませんでした。
自費売り上げの割合は、20〜25%ほどでした。
気持ち的に、自費診療に対する罪悪感のようなものが
ありました。
また、保険診療だったら、
まあまあの治療成果でも大丈夫という
甘えもありました。
あるとき、大学の同級生から
「親とか嫁の治療をするときに、何入れる?」
と訊かれました。
「セラミックかゴールドかなぁ」
「親には保険は勧めないんだよね?
何で患者に勧めないの?
最良の治療も提案しないと、
患者を大切にしてないじゃん」
と言われてしまいました。
ちょうどコンサルが入る数ヶ月前に、
私の中の意識改革が始まりました。